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さよなら渓谷 あらすじ ネタバレ

2013年6月22日〜映画「さよなら渓谷」が封切りされます。

原作は「悪人」の吉田修一氏

    

吉田修一氏コメント

「この『さよなら渓谷』は、「どんなお話なのか説明してください」と言われても、

非常に説明しにくい小説です。

著者の自分でさえ、口ごもってしまう。

ものすごく乱暴に言ってしまえば、

「レイプ事件の加害者と被害者が、十五年の歳月を経て、

夫婦のように一緒に暮らしている日常を描いた小説」

ということになります。

絶対にあり得ないと思える状況ですが、

自分としては究極の恋愛を書いたつもりです。

進むことも戻ることも出来ないけれど、

自分のすべてをさらけ出すことが出来る。

誰といるよりも安心できる相手なのに、

一緒にいても絶対に幸福にはなれない。

出会い方のボタンを掛け違ったまま、

負の部分で繋がらざるを得なかった男女の感情の揺らぎを感じてもらえれば、

と思います。

「運命の相手」とこれ以上ない不幸な出会い方をしてしまった男と女。

言い換えれば、不幸な出会い方をしたからこそ、

互いの「運命の相手」になりえた男女を描いたと言えるかもしれません。」

 

主要登場人物

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尾崎かなこ(真木よう子)

水谷夏美

 

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尾崎俊介(大西信満)

 

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小林杏奈(鈴木杏)

渡辺の部下

 

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青柳亨(井浦新)

かなこの元夫

 

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藤本尚人(新井浩文)

俊介の同輩。現大企業の取締役

 

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渡辺詩織(鶴田真由)

渡辺の妻。不仲

 

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渡辺一彦(大森南朋)

記者

 

あらすじ(ネタバレを存分に含みます)

都心から気軽に来られる景勝地として人気の高い「桂川渓谷」。

この渓流にほど近い「水の郷住宅」という市営団地。

団地の住民、立花里美「息子が帰ってこない」と交番に通報。

警察は誘拐事件を視野に入れた捜索を開始。

しかし4歳になったばかりに萌くんは遺体となって発見。

はじめは変質者の犯行と見立て。

しかし母親である里美の失踪当日の行動が、供述と食い違い、矛盾が明らかに。

警察や記者に対する彼女の態度も悪く、日に日に厚化粧になっていく里美。

テレビカメラの前に立つ里美は、息子を殺された母親と言うよりも、

世間の注目を浴びて浮かれている女にしか見えません。

マスコミの取材合戦もヒートアップ。

警察に任意で連行されての事情聴取。

そうです、2006年秋田で起きた秋田児童連続殺人事件そのものです。

犯人は殺害された母親:畠山鈴香。

秋田児童連続殺人事件 Wiki

 

里美は幼児虐待で我が子を殺めてしまったと自白。

しかし、隣家の俊介と不倫関係にあったとも証言。

その裏付けを、妻であるかなこが証言。

俄然、俊介に共犯の疑いが。。。

その中で、記者である渡辺は俊介の過去の犯罪をみつける。

「和東大学野球部集団レイプ事件」の主犯格だったのだ。

 

そうです、「帝京大学集団強姦事件」です。

被害者とは示談が成立し起訴猶予になっているとのこと。

体育会系 Wiki

 

被害者は水谷夏美。

この事件後、夏美は高校を転校するが、噂は広まる。

両親の喧嘩は絶えず、言葉と暴力で夏美を貶める。

挙句、父親は蒸発。

大学では「レイプ事件」の被害者という過去をhたすら隠し生活。

就職先で知り合った男性と婚約するも、興信所に過去を調べられ、

一方的に責められ破局。

転職先で知り合った男性には過去の傷を告白。

受け入れてくれ、結婚するも、ほどなくDVに。

夏美の過去のせいだという。

 

要は、レイプ被害に遭った女性は「その傷を隠し通すか」「さらけだすか」

2択しかない。どちらも明快な正解ではない。

歩む人生も夏美のように苦しいことばかり。

逆のレイプ事件を起こした加害者は、刑を受けたとしても罪の意識は消えない。

消せる人もいるでしょうが。

すくなくとも俊介は消せなかった。

出世や幸せな家庭を築くことなどもってのほか。

ただただ、終わることのない償いを言葉や行動で示し続けるだけ。

じゃあ、このふたりが共に歩めば。。。

被害者は過去の傷を「隠す」か「曝けだす」かという悩みから解放される。

加害者は、被害者の元で、償うことだけに専念できる。

というのが著者の吉田修一氏が導きだした答え。

荒唐無稽ではあるが刺さる。

 

かなこ(夏美)

「どうしてもあなたが許せない。

私が死んで、あなたが幸せになるのなら、

私は絶対死にたくない。 

あなたが死んで、あなたの苦しみがなくなるのなら、

私はけっしてあなたを死なせない。 

だから私は死にもしないし、あなたの前から消えない。

だって私がいなくなれば、

私はあなたをゆるしたことになってしまうから。」

 不幸になることを決めた2人。

しかし、かなこ(夏美)は「さよなら」と書き残し、俊介の元を去る。

 

ラストは

俊介「俺は探し出しますよ、どんなことをしても。彼女は俺を許す必要なんか、ないんです!」

渡辺「もし、あのときに戻れるとしたら、あなたは、また彼女を・・・」

 

 

追伸

真木よう子さん、Gカップらしいです

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